KOSPIの安定性とETF資金流入による市場展望

ユジン投資証券は、ウォンの価値が下落してもコスピが安定した流れを示していると分析している。過去とは異なり、2024年以降、ウォン安が株式市場に大きな影響を与えることはなく、金融投資資金とETFの流入がコスピに安定をもたらしているという。注目すべきは、外国人投資家が為替損失に影響されにくくなり、半導体業界の利益見通しが投資決定の主要な要素となっている点である。
半導体を除く他の産業では、外国人の売りが引き続き優勢である。しかし、半導体業界の好調な利益見通しは外国人投資家の関心を引き寄せ、この業界の相対的な安定性を保証する要因となっている。全体的に見れば、外国人の売りによって株価の上昇が鈍化する可能性があるが、金融投資やETF資金の継続的な流入は市場の急激な調整を防ぐポジティブな要因として作用している。
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ウォン安=株価下落の公式が変わった…国内株式市場を支えるETF資金 - 連合インフォマックス2024年以降、ウォン安が必ずしも国内株価の下落につながらないという分析が登場した。ユジン投資証券によると、ドル-ウォンの下落(ウォン価値の上昇)とKOSPIの相関係数は2020~2023年でマイナス(-)0.49だった。しかし、2024年以降はプラス(+)に反転した。ドル-ウォンの上昇が必ずしも株式市場に悪材料として作用するわけではない。この変化は、ウォン安による為替差損を避けたいとする外国人投資家の一般的な常識とは異なる。外国人投資家が半導体セクターでは為替よりも半導体の利益見通しの変化に敏感に反応しているためである。
KOSPI、ウォン安にも安定…外国人なしでもETF資金が支え[モーニングレポート] - ニュースピム[ソウル=ニュースピム] イ・ナヨン記者= 17日、ユージン投資証券は国内KOSPIがウォン安にもかかわらず安定した流れを維持していると発表した。ユージン投資証券のホ・ジェファン研究員は『2024年以降、KOSPIとウォン・ドルの為替レートの関係が過去とは異なって動いている』とし、『ウォン安が株価に影響を与えている
